
一年を振り返って 藤平益貴
節分の日も過ぎ、立春を迎え、保護者の皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。先日のスマトラ沖大地震の災害義援金につきましては父母会からも多大なご協力をいただきまして、心から御礼申し上げます。こどもたちの活動に後援いただき、こどもたちの今後の活動への励みになり感謝いたしております。また、恒例の節分行事では豆まき用の豆をご用意いただき、ありがとうございました。お陰様で、こどもたちは、厄払いの鬼をめがけて“鬼は外”を連呼して、日本の伝統行事を楽しく体験することができました。
さて、本年度も残すところ一ヶ月になりました。「光陰矢のごとし」と申しますが、この時期になりますと本当にそのような気がいたします。今年、着任いたしまして学校経営につきましては、昨年度末の方針を踏襲し、実施して参りました。ニューヨーク補習授業校は、駐在者、長期滞在者、永住者そして外国人を問わず、日本語力のある児童・生徒に日本的な学校習慣あるいは学校文化を提供していく学校であるというスタンスです。本校で学ぶ子供たちは、現地校と補習授業校の両立をめざして登校してくるわけですから補習授業校が楽しく、充実感を味わえる学校にしたいと思っておりました。そこで、重点課題としては、授業の充実と多様な子供への対応を掲げ、研修に取り組み授業の工夫・改善を図ってきたところです。全日校の講師の招聘や専門家のカウンセラーによるワークショップを通して、実践的な対応の仕方を取り入れてきたところです。来年度は、さらに研修の仕方を検討し、研修の活性化を図っていき、よりわかりやすい授業の展開が出来るよう努力いたす所存であります。また、本校は補習授業校ですから、日本的な学校習慣や学校文化を学ぶことが大切なことであります。学校行事や父母会行事を通して、保護者の協力を得ながら子供たちが運動会、餅つき、羽根つき、豆まき、百人一首、書初め等々を体験できたことは、大変素晴らしいことであり感謝いたしております。このような行事につきましては今後とも継続していきたいと考えます。この他、作文コンクールや文芸作品展への募集にも多数の子供たちが応募し、異文化の中で、自分の五感で感じたことを素直に表現して感動的な作品を仕上げておりました。絵画展についても同様なことを感じました。子供たちの力は本当に計り知れないものがあります。我々は、いろいろな教育活動を通して一人一人のよさを引き出していかねばと痛感した次第です。
本校では、読書の奨励をしていますが、本の貸し出しを父母会の方々のご支援で毎週実施していただきました。お蔭様で子供たちは、決められた時間に本を借りることができ、本を読む機会も増えておりますし、本に親しむようになっています。読書は「心の糧であり」読書を通して感性豊かな思いやりのある子供たちを育てたいと存じます。こどもたちが今以上に本を好きになるような手立ても考えたいと思いますので今後ともご尽力の程お願いいたします。
この一年をふりかえってみますと、多様なこどもたちの増加、保護者のニーズの多様化の中で、様々な課題も生じて参りました。児童・生徒数の減少の問題、学級編制の問題、カリキュラムの編成、学校評価、授業の公開、その他いろいろございますが、一つ一つの課題を明確にしてその課題の解決に向けて努力していきたいと存じますので、今後ともご支援の程よろしくお願いいたします。
各校で節分行事
二月五日の授業日には、各地区校で節分行事が行われました。子ども達の元気な「鬼は外、福は内」の声を聞いていると、春の到来が近いことを感じさせてくれる行事でもありました。
「鬼打ち・豆まき」は節分の夜に行われる一般的な行事で、新春の訪れの前に邪気を払い、幸せを願うものです。
ちょっと気持ちが緩みがちな時だけに、ここで新年を迎えたときの新鮮な気持ちを、振り返ってみることも大切だと思います。
A校百人一首大会
第十二回百人一首大会が1月二十九日にA校カフェテリアで盛大に行われました。今、百人一首にふれる機会がとても限られています。それだけに生徒達にとっては、この一度の行事が、貴重な文化を学ぶ場となっています。事前に配られた資料をもとに、準備をしてきた生徒達も多く、今年も、学年の枠をこえて、熱い戦いが繰り広げられました。
【個人賞入賞者】
安永茉梨(中等部三年一組) 崎山宏樹(中等部三年一組) 安永芳梨(高等部二年)
上田千佳(中等部三年一組) 齋田花子(中等部二年二組)
硬筆コンクール
今年で二十九回を数える硬筆コンクール。
全地区校合わせて、五百一点の出品がありました。どの作品も力作ぞろいでしたが、その中から、入選四十二点、佳作八十一点が選出されました。入選(佳作)作品は、先週と今週の二週にわたり各地区校で展示されます。
【入選者一覧】
LI校
初一年 絹川真以 ハッテンバックさそな
二年
ヨウサブリナ 石川力
三年
東川桂子 地村美羽子
四年
ターキー彩 副島万里子 堀内葵
五年
海老原開 川又さつき
六年
町田真琴
中一年 井元絵理加
二年
相原玲子 宮坂江里
三年
堀田愛実
高一年 大杉唯
二年 大島由貴
WT校
初一年 寺本尚平 佐々田健人 山元夏季 石川寛大
二年
小幡あさひ 金川和実 山口実結 田中大介
三年
ベックゆうら 林田亜嵐 福谷沙紀 小山紗良
四年
林田芽英 萩野谷麻樹 ロングヒュー
五年
チャップマン有寿 上田由理佳
六年
齋藤壮 小野寺諒朔
A校
中一年 白井里奈
二年
末永智子 山口莉加
三年
椛田理恵
高等部 飯田まりな
初めての算数検定実施
二月十二日 補習校を会場として、初めての算数検定が実施されました。今回の検定試験に挑戦した児童は、約七十名。算数検定に挑戦するのは、今回が初めてという子ども達がほとんどで、集合時には、皆、緊張している様子が見られました。試験となると、当然その結果が気になります。でも、子ども達の表情や問題に取り組む姿をみるにつけ、挑戦しようという気持ちがもてることに、大きな意味があると感じました。今年度の検定は、これが最後になりますが、来年度また漢字検定も含め、いろいろな検定に挑戦してみて下さい。今、ある自分の力を試す大事な機会だと思います。
今後の予定
〈二月二十六日〉
・硬筆地区校展示A ・LI校 六時間授業
〈三月 五日〉
・WT校 六時間授業 六年生を送る会 ・LI校 中高等部スピーチ大会
〈三月十二日〉
・終業式 ・幼児部修了式 ・お知らせ・通知表配付 ・A・LI校 卒業生を送る会
〈三月十三日〉
・卒業証書授与式 (ALBERT LEONARD M.S.十時十五分〜十二時)