テキスト ボックス:  ニューヨーク補習授業校
 補 習 校 便 り
          平成十六年 九月号
自分の目標とは     校長 藤平 益貴

秋冷の候、保護者の皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。日頃から本校の教育活動に対しまして多大なご理解とご支援をいただき、心から感謝申し上げます。

1学期の後半の授業も8月21日から始まりました。子どもたちに会って感じましたことは、子どもたちが、長い夏休みにいろいろな体験活動を通して、一人ひとりが人間としてまたひとまわり大きくなったということです。子どもの成長は本当に著しいものです。日本に一時帰国しての体験入学ではアンケート等によりますと殆どの児童生徒が、かけがえのない学校生活を送ってきたといっています。また、受け入れてくれた学校からの報告でも本校の子どもたちが来てくれて国際理解教育の推進の一役を担ってくれたと喜んでおりました。双方にとってよい機会になったことは言うまでもありません。この他にも、長いキャンプ生活で自立心やリーダーシップを学んだ子もいます。これらは子どもたちにとってすべて貴重な財産です。今後、それぞれの子どもたちが体験で得た自信をいろいろな機会に生かして活動するよう願っています。

さて、今年は四年に一度開催されるオリンピックがギリシャの古都アテネで8月13日から始まりました。我が家ではTVジャパンしか見られないので放映は二、三日遅れのものですが、小高い丘の上にそびえるパルテノン神殿が夜ライトアップされるとギリシャ神話にタイムスリップしてしまいそうな不思議な気持ちと歴史の重厚さを感じました。今年は聖地アテネの開催なので聖火も世界一周し、各国に歓喜を与えながらの歴史的な開幕になりました。

日本の選手の活躍は予想以上のもので、メダルの獲得数はオリンピック始まって以来の快挙をなしえました。今までの厳しい練習の成果が出たことを祝福し、我々に感動を与えてくれたあの選手たちに心から拍手を贈りたいと思います。オリンピックはまさに我々に感動と勇気を与えてくれるドラマであります。

オリンピックの選手はメダル獲得という大きな目標を掲げ、その達成に向けて日々努力を重ねます。人間は目標を持つことによって生き生きと活動することができます。子どもたちは、日々の学校生活におわれ、つい自分の目標を忘れてしまうことが多いものです。オリンピックが開かれたこの機会に子どもたちにあのオリンピック選手のような自分自身のしっかりとした目標を持たせたいと思います。

“初心忘るべからず”といいますが、今一度振り返って「現地校と補習授業校に通う大切さとは何か」を親子で話し合っていただきたいと思います。十分な話し合いを深めることによってそれぞれの目標が明確になってくるはずです。目標が決まれば子どもたちはその実現に向けて、本人なりの努力をします。やはり人間は何かの節目に振り返ることが大切です。現地校の新学期や本校の2学期を迎えるにあたって、親子でぜひ話し合っていただきたいと思います。そして、それぞれの子どもが週1回しかない補習校を大切にして学校生活を送ってくれることを願っています。

願いを込めて七夕祭り

7月3日に各地区校で、七夕祭りが行われました。父母会と先生方で用意してくださった竹に、短冊に「願い事」を書いて結びました。休み時間や放課後、たくさんの子どもたちや父母の方々がこられて、「どんな願い事があるのかな?」「みんなの願い事がかなうといいね。」など、いろいろな声が聞かれ、大変なにぎわいをみせていました。また、幼児部では、浴衣に着替えて、スイカ割りなど夏祭りを楽しむこともできました。このような様々な日本の伝統行事を、これからも、このニューヨークの地で子ども達に伝えていくことの大切さを、改めて感じさせられた一日でもありました。

夏休み作品展

今年も恒例の夏休み作品展が、WT校(8月28日)で開催されました。楽しい夏休みの思い出が、一つ一つの作品に込められており、力作がずらりと展示されました。アイディア満載の工作、旅行日記、自由研究等、気持ちのこもった作品ばかりでした。さっそく、来年はこんな作品を作ってみようと計画を立てている姿も見られました。

楽しそうです! 社会科授業

9月4日から、今年も社会科授業が始まりました。わずか六回の授業ですが、日本の地理や歴史を中心に、先生方の工夫に満ちた授業が展開されています。日本について知るとともに、日本を通して世界を見ていく大切な時間にしていきたいと考えています。

絵画コンクール審査会

今年も各地区校から多くの作品が出品されました。夏休みの作品展と同じように、どの作品にもそれぞれの思い出や夢など、子どもたちの思い出がしっかりと込められた、力作ばかりでした。審査員の先生方も最後まで大変苦労されていました。それでは、今後の絵画展の日程をお知らせいたします。

9月18日 表彰(入選・佳作)

10月2日〜10月15日 CITIBANK(マンハッタン店)にて展示

10月9日〜23日 各地区校展

 また、同時に開催された住友生命の「こども絵画コンクール」にも三百点を超える応募がありました。各地区校で数点の入選作品が日本での審査にのぞむことになりました。両絵画コンクールの入選作品等は次号で紹介いたします。

研修会報告

【北米東部地区現地採用講師研修会】

 8月5・6日に在ボストン日本国総領事館にて、派遣教員のいない補習授業校の現地採用講師を対象に、学習指導の内容・方法等の基礎的・基本的事項について研修が行われました。

 本校からも藤平校長と倉石教頭が参加して、「教師のためのワンポイントアドバイス」をテーマに学級経営や発問・板書の仕方等を提案し、現採の先生方と交流を深めました。

【派遣教員のいない補習校への支援事業】

 9月11日に派遣教員のいない補習校への支援事業の一環として、栗原国際交流ディレクターと三品教頭が、バッファロー補習校を訪問しました。模範授業を提供して、現地採用講師の先生方と意見交換したり、保護者対象の帰国時の入学・転入についての講演を開催したりして、情報交換をして交流を深めてきました。

10月の予定

2日  お知らせ・通知表配付  社会科授業A  LI中高等部球技大会  A授業参観懇談会

9日  LI・WT授業参観懇談会  絵画展作品展示

16日 LI・WT授業参観懇談会絵画展作品展示 

23日 LI・A授業参観・懇談会 絵画展作品展示

30日 社会科授業B