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ニューヨーク補習授業校 補習校だより |
平成17年 5月号 5/21/05発行 56 Harrison Street #204New Rochelle NY 10801914 (636) 3770 |
本に親しもう
校長 藤平益貴
5月晴れの中、爽やかな風とともに新緑が目に映える今日この頃ですが、保護者の皆様には、ご清栄のことと拝察いたします。明るい元気なあいさつで毎週スタートすることが本年度の目標の一つですが、職員はじめ皆様のご協力で児童生徒が実践化しつつあり大変感謝しております。
こどもたちは、本年度も1ヶ月が過ぎ、級友と仲良く過ごし、落ち着いて学習に取り組んでおります。こどもたちが落ち着いて学習に取り組めるためには、家庭での基本的な生活習慣が維持されていることが大きく影響いたします。こどもたちは、基礎体力がないと学習に集中できないのであります。その基礎体力をつけるには規則正しい生活と正しい食生活をすることが重要です。百マス計算で有名になった蔭山英男先生も、学力を向上させるには、こどもたちの基礎体力をつけることが肝要であることを力説しております。実践されているご家庭は継続していただき、そうでないご家庭はぜひ取り組んでほしいと思います。
さて、先日より前期の授業参観並びに学級懇談会を開催しております。お子様の学習の様子をご覧になって如何だったでしょうか。担任の指導方針をまじえての懇談会を含め何かお気づきの点等ございましたらご遠慮なくお申し付けください。こどもたちが静かに落ち着いた雰囲気の中、ひとりひとりが真剣になって考え、発表しているクラスや和やかさを感じる中、こどもたちに自分の考えをしっかり述べさせているクラス等もございました。全体的にはそれぞれの学級でこどもたちはその日の学習内容を把握していたと感じております。指導の方法についてはいくつか課題もございますので、今後も研修を重ね、ひとつひとつ課題の解決を図っていきたいと考えます。
本校の基底カリキュラムに沿って毎週授業が展開されておりますが、ご承知のように週1回でございますので家庭での宿題や読書がどうしても必要になります。補習授業校では、家庭は第2の学校・保護者は第2の教師とよく言われますが、まさにそのとおりでございます。学習した内容や宿題等よくご覧になっていただきたいと思います。
ところで、先日あるところで、中・高等部の生徒が本校の図書をあまり借りていないことを耳にいたしました。日頃、父母会の方々に大変苦労をおかけして図書の貸し出しをしていただいておりますので、こどもたちも活用して学習に励んでいるものだとばかり思っていました。こどもたちが本校の図書を活用していないことは非常に残念なことであります。
こどもたちは、現地校の学習内容も難しくなりたいへんなことでしょう。しかし、両立を果たして困難を乗り越えないと、自分の目標を見失ってしまうのではないでしょうか。日本語で学ぶために本校を選んだわけですから家庭での日々の会話は日本語で行うのはもちろんですが、日本語の本を読み、語彙を増やし、読解力を身につけることが肝要です。そうすることによって、両立が可能となり、初期の目標が達成されることになるでしょう。
読書は、知識を得るばかりでなく、自分が体験していないことなどたくさんのことを想像することができ夢が広がります。また、読書は“心の糧”ともいわれ、情操豊かな思いやりの心が育まれます。こどもたちに読書を通してより幅の広い、心の大きな人間になってほしいと願っています。読書の大切さや楽しさなどについては、授業で教えながら本に親しむようにしていきたいと考えております。ご家庭でも話題にしていただき、家族での読書タイムを設けたり、幼・初等部の低学年については読み聞かせ等行っていただければ幸いです。
<読書量を増やすには……>
読書が好きな子には、読書量が多くなる環境が与えられているとよく言われます。つまり、生活の中に読書に集中する時間を持つ手本となる人がいる、読もうと思ったときにすぐに手にとる本がある、ということです。
保護者側の具体的な実践として根気よく努力していただきたいことは
@ お子さんの興味を引きそうな本を用意する。
(図書館や本屋で、いっしょに本を選ぶ。)
⇒とりあえずは、親が子どもに読ませたい本より、子ども自身が読みたい本
A 子どもが読む本を親(家族)も読んでみる。(または、いっしょに読む。)
⇒相互理解・共通の楽しみ・共通の話題
B 感想(面白かった・つまらなかった・印象に残ったところなど)を語り合う
⇒感想文は子どもにとって負担。まずは本を通したコミュニケーション
現地校視察 〜Rye Osborn School を訪問して〜
5月17日(木)、本校の校長・教頭4名と島国際交流ディレクター(管理委員)が、RyeのOsborn Schoolを訪問しました。このOsborn Schoolには、WT校に在籍している児童が約20名ほど通っています。
当日は、3年生のコンピュータや算数の授業を参観した後、先方の校長先生と懇談。補習校児童の現地校での様子、現地校の教員研修システム、補習授業校の現状についてなど、多岐にわたって情報交換・意見交換を行いました。
今後も引き続き、このような現地校訪問を考えています。
現地校に関する説明会にぜひご参加を
すでに配布プリントでご案内の通り、本校と教育交流センター主催の「現地校での学習や生活に関する説明会」を予定しております。
参加者からは毎々好評の恒例の説明会です。当日は、日系新聞紙上の相談コーナーでもお馴染みの、教育交流センター教育相談室の森先生・西尾先生、日本人学校の佐々木先生を講師にお招きしております。
特に、日本から来てまもないためアメリカの教育事情や現地校のことがよくわからなかったり、お子さんが現地校の学習や生活で悩みを抱えている方などにはお奨めの会です。ぜひふるってご参加下さい。
WT校初等部研修会 〜日本人学校の先生との研究授業〜
日本での教員の教科指導研修のひとつとして、研究授業会があります。これは、代表教師の授業を元に、授業者とそれを参観する教師が、指導方法の改善点や、指導計画・使用教材の教育効果等を探ることを目的としています。授業の後には授業研究協議会を設けて、議論を重ねながら研修を深めていく方法が一般的です。
今年度は、このような形での教員研修会を各地区校で計画しています。
来週5月28日のWT校初等部研修会では、代表授業を日本人学校のお二人の先生にお願いし、2年生国語の授業を1〜3年担任教師が、5年生国語の授業を4〜6年担任が参観したのち、協議会を実施する予定です。
スポーツの季節 さあA校球技大会・もうすぐLI校運動会
本日5月21日はA校で球技大会が行われます。中1から高2のクラス・生徒を縦割りに8チーム編成し、クラス・学年や男女の垣根を越えた交流が、何と言ってもA校球技大会の最大の魅力。今年も、サッカー・ドッジボール・バスケットボール・バレーボールの4競技で熱戦が繰り広げられます。
そして来月6月11日は、いよいよLI校の運動会です。何もないグランドに一大イベント会場を創り上げ、幼児部から高等部、教師も父母会も全校一丸になっての運動会は、まさに補習校の春の風物詩・夏への扉。準備は着々と進められています。最大の学校行事に向けて、さあラストスパート。
『海外子女文芸作品コンクール』
在外の補習授業校・日本人学校の小・中学生を対象に、(財)海外子女教育振興財団が主催しています。今年で、26回目を迎えますが、参加校・参加作品は年々増加傾向にあり、「作文」・「詩」・「短歌」・「俳句」の4部門で、全世界から総計約2万点の応募があります。本校でも例年、全校の約7割程度の児童生徒が作品を応募し、多くの皆さんが入選し、毎年のように学校賞も受賞しています。「長い作文はちょっと…」と思っても、「短歌」や「俳句」ならなんとか、と考えてがんばる子どもも多いようです。どしどし作品を応募してください。