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夏休みが終わり一ヶ月。日増しに秋も深まり、子どもたちはスポーツや勉強、読書などいろいろな活動に精一杯取り組んでいることと思います。補習授業校も後期をむかえ、気もちも新たに日々の授業、行事等に全力を尽くしていこうと考えています。
さて、今年も多くの児童・生徒のみなさんが夏休みの一時帰国を利用して、帰国先の学校のご理解を得て「体験入学・一時入学」をしました。この特集号は、参加した子どもたちの保護者の皆様に書いていただいた「アンケート」をまとめたものです。今年の様子を交流するとともに、今後日本の学校に「体験入学」をお考えの皆様に参考にしていただければ幸いです。
《受け入れについて…手続き・受け入れ方法など》
四月の終わりに実家の近くの幼稚園へ手紙を送ると同時に、実家の方からも園長先生にコンタクトを取ってもらった。従兄弟たちが卒園していることもあって特別に引き受けていただいた。途中入園ということであったが制
服、カバン、帽子などは借り、その他、体操服、教材などはお支払いした。 (京都府幼稚園)
三月初旬、祖母を通じて学校に受け入れをお願いした。四月書面にて聴講生を申し込み、登校日までにクラス通信や教科書ののコピーが届けられていた。登校初日、校長先生、教務の先生、担任に挨拶し、普通通り登校する。給食費、図工教材、夏休みのドリル等を実費で払った。 (京都府小学校二年)
昨年十月にNYに転居するまで通っていた幼稚園なので、今回六月末に帰国する二週間ほど前に、園に直接TELし、園長先生の了解を得た。 (東京都幼稚園)
電話で相談したところ、(決して嬉しそうというわけではなかったが)快く受け入れを許可して下さった。過去にも何度か経験があるとのことだった。(以前に通っていた小学校。)
(神奈川県小学校三年)
今回六月末に帰国する一ヶ月ほど前に、直接学校に電話した。昨年十月にNYに転居するまで通っていた学校だったが、一時入学する際にもこちらでの「在学証明書」と「教科書給与証明書」が必要とのことで、補習校でそろえていただいた。今回の帰国で、以前住んでいた住所と同じ市内の実家に滞在していたが、どうしても前に通っていた学校に一時入学したかったため、学区外になると市役所の方では認められないとのことで知人に住所を借りて、その手続きも面倒だった。来年中学になると一時入学の受け入れはできないとのことを役所の方に言われた。 (東京都小学校六年)
入学の申し込みはその小学校に通っている友だちのご父兄を通じてお願いした。その後、正式に手紙にて校長先生へお願いした。前例はあるらしく受け入れはスムーズだった。 (大阪府小学校二年)
電話で直接校長先生と話してお願いした。手続きに関しては全くないといわれた。(転校ではないということで) (北海道小学校三年)
四月半ば、市役所の教育課に直接電話で申し込んだ。田舎の小学校で体験入学者の受け入れも初めてだったので、いろいろ質問され、一週間くらいで許可がおりたが、五日間だけしか入れてもらえなかった。窓口となった教頭先生と担任の先生がずっと気をつかってくれてありがたかった。
(愛知県小学校二年)
六月初めに実家の学区の小学校に両親が申し込みに行ってくれ、校長先生よりOKをいただいた。その時、事前に必要書類、物を聞き、用意してくれていた。当日、子どもと挨拶に行き、担任の先生より詳しく持ち物等を教えていただいた。 (東京都小学校五年)
受け入れ校が了承すれば。区役所にて一時転入の手続きができる。事前に学校、役所に連絡しておいたので、難なく入学した。 (東京都
小学校二年)
市役所に行って手続きをし、その後親展文書を持って希望した学校に行き、クラス配置を決めてもらった。連絡後、三日から学校に通学できた。 (東京都小学校五年)
一切の責任をこちらが負うという内容の文面にサインしなければならず、「一切の」を削除していただけないか交渉したのだが、受け入れてもらえず、入学させることを断念した。 (山形県小学校四年)
入学予定の約一ヶ月前に、市の教育委員会に電話で依頼したところ、「そちらはちょっと一週間遊びに来るつもりだろうけど、こっちは正式な入学(転入)手続きをとるんですからね…。」と、とても感じが悪かった。その後担当の教頭先生の連絡先を教えてもらい、こちらは親切に対応してくれたので安心した。
(東京都小学校六年)
祖母より電話にて事前承諾を校長先生にしてもらい、これで三年目になるので、クラスメートとも顔なじみであり、スムーズにいった。こちらの方からは、文書(依頼文と挨拶状)にて改めて依頼を済ませておいた。
(兵庫県小学校四年)
初めてでしたが、あらかじめ実家から小学校に連絡をとってもらい、「一時入学」の用紙を提出し、了承していただいた。昨年から同じ環境の二年生の男の子が来るということで、また、ちょうどアメリカより交換留学の先生が一ヶ月いらっしゃるということで、好意的に受け入れていただいた。 (神奈川県小学校三年)
実家の妹が全て校長先生、教頭先生と話をしてくれて今年の一月ごろからすでにみなさん楽しみにしてくれていた。新学期に入ってからは、担任の先生が度々実家に電話を下さり、話を進めていただいた。
(新潟県小学校五年)
市役所に必要書類を提出する前に実家の母が校長先生に電話連絡をとっていてくれました。本人も二回目の体験だし、サンディエゴの補習校からも一人体験入学がおり、学校側も慣れていてとてもスムーズだった。前回問題だった保険のことも個人的に加入し、問題がなかった。 (大阪府小学校二年)
校長あてにまず手紙を出し、実家から電話。教頭に会ってもらう。日本についてすぐ連絡。面接をして二日後から登校。制服、教科書、くつ等をそろえねばならなかった。
(東京都小学校一年)
予め、受け入れ小学校のホームページからEメールで小学校と連絡を取り合い、受け入れのお願いをしました。かなり早い時期(一年前)からコンタクトを取っていましたが、二ヶ月ほど前くらいでも大丈夫そうでした。学校側では、教務の先生が対応してくれ、用意するものなどを教えていただいた。この時期は忙しいため、体験入学者だからといって特別なことはしないと言われていました。日本に帰国後、始まる一日前に子どもをつれて挨拶に行き、子どもに、日本の小学校の雰囲気を見せた。その時に、親から下駄箱の使い方、トイレ(和式だと困るから)、給食、掃除のことなどを説明した。担任の先生にも面会し、準備するもの、時間割、送り迎えのことなどの指示を受けた。 (神奈川県小学校一年)
特別な手続きは不要だった。林間学校の時期(七月十・十一日)とあったため、参加を希望したが受け入れてもらえず、残念だった。 (千葉県小学校五年)
《学習面について…学習内容や進度など》
国語は、教科書は補習校と同じ。進度は日本の方が進んでいた。宿題は一日一時間半くらい。社会科の歴史の言葉がチンプンカンプン。 (鹿児島県小学校六年)
国語の教科書も進度も補習校とほぼ同じ。毎日三十分から一時間の宿題。初めてお習字をしてとても楽しかった様子。社会科の郊外探検も暑かったけれどおもしろかったようだ。 (鹿児島県小学校三年)
理科、社会は勉強していなかったので、はじめ本人は嫌がりましたが、以前いた学校だったので、その後楽しくなっていったようです。ちょうど行きはじめの頃、テスト続きだったので、よかったです。成績は国語はよかったです。算数も問題ありませんでした。教科書はいっしょでした。 (東京都小学校五年)
補習校の方が少し進んでいるようでした。教科書は算数がいっしょでしたが、国語は別でした。勉強面では問題ないと思います。 (東京都小学校二年)
同じクラスに外国からの生徒がいた。英語のネイティブな先生もいて英語の授業もあったようだ。国語の教科書は補習校の物と同じで、算数は教科書そのものは違っていたが、進度は補習校とあまり変わらず、子どももさほど問題なくついていけたようだ。 (福岡県小学校二年)
詳しい内容はよく分からないが、十分にみんなについていけたようだ。よく分からなくて困るようなことは何もなかったようだ。日本でも英語の授業が始まっていたので、友達に英語を教えてあげられた。
(千葉県小学校二年)
学習内容、進度は補習校ぐらいでしたが、夏のプール指導やその他行事、また一クラスの児童数が三十七名と多いためか、七月は勉強というより…だった。 (東京都小学校一年)
小学校一年生なので補習校の内容と大差なく、子ども自身も引け目を感じずに過ごすことができたようです。教科書などは、お友達が見せてくれたそうです。特に用意する必要はありませんでした。
(神奈川県小学校一年)
音楽、家庭科などの試験で苦労した。七月初めは期末試験の時期なので。 (東京都中学校一年)
国語、算数ともに進度は同じくらいだった。音楽のリコーダーや習字は家で練習しておいた。 (神奈川県小学校三年)

たまたま担任の先生がアメリカで教育を学んだという方で、英語も上手でいらしたが、日本語で通していただいた。クラスには車椅子の女の子がいて、その子のためにアシスタントも常にいて、娘にもよい経験であったし、目
も行き届いていたようで助かりました。国語は補習校よりも少し先をやっているようでした。
(大阪府小学校一年)
国語は教科書も同じで進度もほとんど同じでしたが、算数は教科書も違っており、全く習っていない面積をやっていました。でも問題には特になりませんでした。学期末でもあり、テストや復習も多かったです。
(兵庫県小学校四年)
初日に登校した日はすでに期末テストの二日目で、国語のテスト範囲も習っていないところで進度にはかなりの違いがあったが、授業自体は学ぶことも多く充実していた。数学は去年も言われた通り計算力が弱いと指摘を受けた。きめ細かい計算力をつける授業が行われているようだ。 (京都府中学校二年)
すでに学期の終わりで一学期の復習が中心で新しいことはあまりなく、普段学習していない社会も生活に必要な事柄を学んだらしく、理解するのにはそんなに大変ではなかった様子。国語は補習校で使っていたのと同じ教科書で、やはりやりやすかった様子。 (神奈川県小学校四年)
国語は同じ教科書でやや進度が早かったですが、一つの単元をじっくり音読し、役を決めて劇をしたり、本人もまわりのこの音読の上手さにびっくりしていました。習字はアメリカからの先生も参加され、多少通訳のお手伝いをしたようです。音楽はリコーダーはあわてて買いましたが、ピアニカまでは買えず、本人は参加できなくて残念だったようだ。理科では「生きもの探し」に出かけ、遠足に行ったと大喜びだった。
(神奈川県小学校三年)
国語の教科書は同じ。進度も早く漢字など全てにおいて遅れていた。算数は進度は進んでいたが、何とか理解しようと努力できた。その他、社会、理科は、テストが多く、まとめのテスト中は一人教科書を見て解答することを許可された。 (兵庫県小学校四年)
十分ついていけました。テストも百点がたくさんとれて、本人もうれしかった様子。
(東京都小学校四年)
補習校で勉強している単元よりは少し進んでいたが、やはり毎日通う学校なので、その分時間もかけられるし、ペースもゆっくりに感じた。毎日の宿題は補習校より多い気もしたが、何とかこなした。漢字テストは週二回のペースであり、テストも同じように受けた。 (京都府小学校二年)
国語に関して教科書が一単元進んでいたが、電話で確認して行ったので予習しておいた。算数は先生のお話問題を聞きながら、書き取る作業に手間取ったようであった。図工、音楽、生活科は気楽に楽しんでいたようであった。毎朝歌う「貨物列車の歌」を今でも時々口ずさんでいる。 (福岡県小学校一年)
国語も算数も違う教科書だったが、内容は似ていたらしく、ついていけた。音楽で皆楽器をやっていたので苦労した。一学期も終わりに近く、宿題も少なくゆったりした感じだった。 (愛知県小学校二年)
教科書よりもプリントで一学期の復習をしたり、作文をしていたらしい。まだ、一年生だったので外遊びがあったり、図工やプール、お話の時間など何とかついていけた。 (愛知県小学校一年)
社会、理科、家庭科など、アメリカで学んでいなかった部分は、最初大変そうだったが、個人的に教えていただいたり、調べ学習のやり方を学んだりして、いい経験になった。 (京都府小学校六年)
プール遊び、週一回公文の先生による指導、また週一回英語の先生による指導もありました。 (東京都幼稚園)
やはり毎日のことなので、本の読み聞かせ、歌などはすぐに覚えるようになり、日本語がかなり上達したと感じた。特にしつけの面でかなり(ゆっくりしたペースでやさしくだが)教えられたように思う。決まりなどもきちんと守っているようだし、特別扱いはされていないと思う。 (京都府幼稚園)
《学校生活について…学校の決まりや友達関係など》
朝は門のところで親と離れ、迎えに行くまでは会えないのでわりと自立したように思う。幼稚園では、制服から体操服、または水着にも一人で着替えたり、お弁当はお箸しか使えなかったり、園では細かいところで自立することを促していただいた。年少や年長の子どもたちとも自由に遊び、仲良くしていただいた。担任の先生は特に細かな心配りで、園での生活などについて手紙のやりとり、懇談会(個人)などもしていただいた。大変ありがたく感じ、できれば、来年も年長クラスを経験したいと思っている。 (京都府幼稚園)
給食当番、そうじ当番、一人での登校、通学路、プール学習、町別集会とすべて初めての体験だった。各学年一クラスの小さな小学校だったので、いろいろな場面で先生やお友達から優しく教えていただいたようだ。現地校も補習校も時間割をする必要がないので、翌日必要なものをランドセルにそろえるというごく基本的な作業にけっこうとまどい、親子で毎日大変だった。 (京都府小学校二年)
グループで郊外の調査などに行ったり、近隣の公園に理科の時間に出かけたりがあった。(外を一人で歩きなれていないので少し心配だった。)理科で隣接した公園に行った際、お友達としゃべっていて出発したことに気づかず、その友達も七月十五日に来たばかりの子だったため、二人とも公園がどこか分からず、少しさがしたあと、教室にもどったそうです。理科の先生は(担任とは別のためか)二人の不在に気づいたのは、帰る時の点呼でだったそうで、これには大変ショックを受けました。子どもは大分注意を受けたようです。後で担任の先生と理科の先生の所へ事情説明に言ったらしいです。(出発に気づかない我が子はもちろん厳しく注意しましたが)事故などはなかったですし、もともと友達が何人もいる学校だったので子どもにとっては充実していたようですが、ただ、転入生や一時入学の子どもだから、郊外に行く際などは先生のすぐ近くにおくなどの配慮があると良かったのでは…と思いました。 (神奈川県小学校三年)
今回入れていただいた六年のクラスは、五年からの持ち上がりで担任の先生も同じだったのでみんなに歓迎してもらい、すぐに慣れました。仲良しだった友達を初め、いつもたくさんの友達と遊べました。学校給食も久しぶりに食べられ、うれしかったようです。プール指導もあり、楽しかったようです。
(東京都小学校六年)
入学する前から担任の先生が学級通信などで、本人のプロフィールを紹介してくださったりして盛り上げてくださり、学級のお友達もその日を楽しみにしていてくれました。日本にいた頃、同じ幼稚園に通っていたお友達もクラスに数人いて、本人も心強く、その子たちを通じて新しいお友達もすぐにできました。給食や自分たちでする教室のお掃除など、全てが新しい体験で、貴重な体験ができた二週間でした。 (大阪府小学校二年)
上履きやトイレ、そうじなどにとまどっていた。帰国後すぐに入学したので、長旅の疲れか体調をくずし、暑さにもまいっていた。学校側がきちんと受け入れ準備をしてくださり、クラスの子どもたちともとても親切にしてくれた。夏休みにもプールに行ったが時々上級生にからかわれて気にしていた。 (愛知県小学校一年)
従妹が同じクラスに在籍していたので、精神的なゆとりを持てたようだ。給食当番やそうじなど、初めての体験であったので、積極的に引き受けたとのこと。滞在先の従妹のマンションから通学している生徒がたくさんいて、上級生たちが進んで登下校の世話をしてくれて、本人もうれしくありがたく思った様子。去年の九月十一日の直後、現地校へ励ましの手紙と折鶴を送っていただいたことから、相互の文通が始まり、私と実妹を窓口に、学校同士のお付き合いを続けてゆきたいと思っている。 (福岡県小学校一年)
学校の決まりはいろいろとあったようですが、食後の歯磨きや教室のそうじなどは良かったと思います。友達関係は、クラスの友達をはじめ、通学班を通して、年上や年上の友達ができたことは貴重な体験だったと思います。 (埼玉県小学校四年)
公立の小学校ということで、特に厳しいことも言われず、、教材は購入したが、音楽や図工などで使用するものなどは、担任の先生が貸してくれた。給食当番、そうじなども他の子と同じように経験し、それも楽しかったようだ。その学校では、三年生から月一度の英語のクラスもあり、子どもたちが英語に関心があるようで、割と人気者として扱われていたようだ。これは学校側の受け入れ、担当の先生の対応(とても暖かかったので)にもよったと思うが、クラスの子どもたち、毎朝いっしょに通学してくれた町内の子どもたち、みんな親切で、大変ありがたかったです。本人もすごく楽しんで、「また来年も行きたい」と希望しています。 (京都府小学校二年)
給食、そうじ、徒歩通学と初めてのことばかりでしたが、お友達がとても良くしてくれて楽しい一週間だったようです。幼稚園の年少で半年だけいっしょだった友人も数名クラスにいて(本人たちは覚えていなかったのですが、親御さんが年少でいっしょだったことを話しておいてくれたので)すぐに仲良くなれました。今回の体験入学で、今後帰国することになっても、すんなりなじめそうだという見通しがつき、安心しました。 (東京都小学校四年)
三年目の受け入れとあって、お友達といっしょに帰ってくるので全く安心していられました。給食や水泳を楽しめたようです。アメリカの学校生活についてお話する機会を与えてもらって、クラスの人数の少なさに、皆驚いたようです。全体として毎年夏に来て、帰ってくる子として、特にお互い深入りすることなく、割り切っている。お互いが悪く言えば期待もせず、よく言えば自然に過ごせた関係でした。担任の先生もかなりあっさりしていらしたと思います。 (兵庫県小学校四年)
子どもにとって良かったことは、給食の体験、そして水泳でクラスで一番遠くまで泳げて誉めてもらえたことで、自信になったようです。今まで食べられなかったほうれん草をがんばって食べられたこと、お友達が生活面であれやこれやと世話を焼いてくれてとてもありがたいし、助かっていたようです。担任の先生が言って下さるには、すぐにお友達の中にとけこめて、以前からずっといるようですとのこと、うれしく思いました。また、日本の学校も変わりつつあり、生きる力について関心のあられる担任の先生が、海外でたくましく育っていることこそ、生きる力になっていますね、とおっしゃってくださいました。全体として短すぎる体験入学でしたが、学校生活面において一年生としてはじめての体験ができてよかったと親子で思っております。 (兵庫県小学校一年)
制服着用の学校生活にも二年目でかなり慣れ、学校の決まりもやわらかいのか和気あいあいの雰囲気のようだ。放課後と週末はサッカーのクラブ活動で明け暮れ、学校の授業だけでなく幅広く活躍できたのは良かった。来年も待っていますと言ってもらい、本人も今から楽しみにしているようだ。 (京都府中学校二年)
体験入学児童は原則として「送り迎え」をしなければならないという規則だった。道に不慣れな子どもにとって、これは逆に助かるルールだった。和式のトイレにおどろいていたが、前もって話していたし、最初の何日かは先生がついて下さいました。プールの授業、給食などすべて普通通りに参加させてもらえて、とてもよい体験入学でした。 (大阪府小学校二年)
先生が家の近くの子どもを最初に紹介してくれて、帰りはいつもその友達といっしょに帰宅していた。同じクラスに外国からの友達もいたため、クラス全体が海外からの子どもに好意的で親切であった。子どもはアメリカでの生活が長いためか、嫌なことは嫌だとはっきり言っていたようだが、何とか皆と歩調を合わせるよう、先生が指導してくれた。 (福岡県小学校二年)
日本の子どもたちはこわい!と言っていたのが印象的でした。アメリカンスクールの利点も日本に行ったおかげで、比較することができました。日本の決まりの方が多いです。給食はとても喜びました。 (東京都小学校五年)
《体験学習アンケートのまとめ》
「体験入学」の手続きは、各都道府県、各市町村教委によって様々ですが、予め余裕をもって申し込みをすれば、きちんと受け付けていただけるようです。また、受け入れ先の対応についても、概ね好意的であったように思います。受付については当該地教委へ申し込み、各学校へ連絡という手順が一般的です。しかし、今回のアンケートを集計した結果、各学校へ連絡しその後教育委員会へという手順にした方が、手続きがスムーズであったように思います。中には体験先の校長先生から補習校宛てに「体験入学の状況について」という報告書まで送ってくださる学校もありました。
体験内容については、アメリカと日本では教育システムに違いがありますが、どの子どもたちもすぐに慣れることができ、アメリカで学んだ良さを発揮してのびのび活動していたようです。国語や算数・数学の授業進度に若干の違いはあっても、問題はなかったようです。また、体育や図工、音楽など補習校では学習していない教科の授業を、日本語を通して体験できた喜びや、授業以外の諸活動(給食、そうじ、クラブ活動など)を十分に楽しめたことが多く書かれていました。特に受け入れ先の先生方も体験入学に理解を示し、海外で生活し、学ぶことそのものが「生きる力」を育んでいると、言ってみえたことが印象的でした。
日本では今年度から新学習指導要領が完全実施となり、総合的な学習の時間がカリキュラムの中に正式に位置付きました。これは、自ら課題を見つけ、自ら問題を解決していく方法を学ぶ場ですが、「調べ学習の方法なども学べていい経験になった」と日本の教育のよさに触れられた方もありました。小学校においても国際理解教育の一環として英語に触れる機会が増えてきたようです。
「体験学習」を通して学んだことを、これからの補習校そして現地校の学習に生かし、さらに大きく子どもたちが成長していくことを期待しています。
最後になりましたが、今後「体験学習」を考えてみえる方で、手続きや対応が良く分からない、詳しく現状を知りたいという方は、事務所までお問い合わせください。よろしくお願いいたします。